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矢口 悦子ヤグチ エツコ

所属・担当
教育学科
教育学専攻
職名教授
メールアドレス
ホームページURL
生年月日
Last Updated :2017/11/10

研究者基本情報

学歴

  •  - 1986年, お茶の水女子大学, 人間文化研究科, 人間発達学

学位

  • 博士(人文科学), お茶の水女子大学
  • 文学修士, お茶の水女子大学

所属学協会

  • 日英教育学会
  • 日本公民館学会
  • 日本社会教育学会
  • 日本教育学会

委員歴

  •   2015年04月 - 現在, 東洋大学, 文学部長
  •   2014年04月 - 現在, 一般財団法人日本青年館, 評議員
  •   2014年01月 - 2015年12月, 日本教育学会, 教育学研究編集委員
  •   2012年09月 - 2015年08月, 日本社会教育学会, 常任理事
  •   2005年07月 - 2015年06月, 埼玉県朝霞市, 男女平等推進審議会委員
  •   2013年04月 - 2015年03月, 東洋大学, 社会貢献センター所長
  •   2003年 - 2008年, 国立女性教育会館, 研究プロジェクト委員
  •   2002年 - 2006年, 東京都新宿区, 社会教育委員
  •   1999年 - 2001年, 日本社会教育学会, 常任理事
  •   2001年 - 2003年, 日本社会教育学会, 事務局長
  •   1996年 - 1998年, 国立女性教育会館, 研究プロジェクト委員

経歴

  •   2014年04月 - 2015年09月, 東京大学大学院, 教育学研究科, 非常勤講師
  •   2014年04月 - 2015年03月, お茶の水女子大学大学院, 人間文化創成科学研究科, 非常勤講師
  •   2003年04月 - 現在, 東洋大学, 文学部, 教授
  •   2009年04月 - 2009年09月, 京都大学大学院, 教育学研究科, 非常勤講師
  •   2004年10月 - 2005年03月, 東京大学, 教育学部, 非常勤講師
  •   2000年 - 2003年, 山脇学園短期大学教授
  •   1992年 - 2002年, お茶の水女子大学 非常勤講師
  •   1994年 - 2000年, 千葉大学 非常勤講師

研究活動情報

研究分野

  • 教育学, 教育学, 社会教育

研究キーワード

    社会教育, 生涯学習, 成人教育, ジェンダー学習, 青年教育

論文

  • 「共同学習」論の源流に関する検討-学校教育と社会教育の「共同学習」理解の違いに注目してー, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 68, 135 - 144 ,   2015年03月
  • 成人教育における『偉大な伝統』の確立と女性たちの学習, 矢口 悦子, ヴァージニア・ウルフ研究, (31) 51 - 72,   2014年10月
  • 社会教育における『共同学習』実践の研究方法をめぐって, 矢口 悦子, 社会教育学研究, 50, (1) 93 - 95,   2014年03月
  • イギリス生涯学習セクターの指導者養成における大学の役割-教育方法としての「リフレクション」をめぐって-, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要. 教育学科編, (39) 61 - 70,   2014年03月
  • 社会教育施設(公民館)の機能と省インフラの課題, 矢口 悦子, 公民連携白書, 2013~2014, 109 - 112,   2013年12月
  • 東日本大震災と「きょうどう」の学び : 社会教育の視点から, 矢口 悦子, 共生科学, 共生科学, 4, 1 - 13,   2013年06月
  • 生涯学習セクターの指導者養成における大学の役割 : セントラル・ランカシャー大学を事例として, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要. 教育学科編, 東洋大学文学部紀要. 教育学科編, (38) 91 - 101,   2013年03月
  • 世界の社会教育職員 シュア・スタート事業に見る複合的施設職員に求められる専門性, 矢口 悦子, 月刊社会教育, 月刊社会教育, 54, (8) 66 - 74,   2010年08月
  • シュア・スタート事業における親の位置づけをめぐって--マンチェスター市を事例として, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, The bulletin of Toyo University Faculty of Literature, Department of Education, 67 - 77,   2010年
  • イギリスにおける成人教育関連ワーカー職の養成(3)シュア・スタート子どもセンターにおけるリーダーの専門性をめぐって, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 79 - 89,   2009年
  • 資料解題 稲取実験婦人学級コレクション--「主婦」たちの学習記録 (女性アーカイブス), 矢口 悦子, 国立女性教育会館研究ジャーナル, 国立女性教育会館研究ジャーナル, (12) 41 - 43,   2008年03月
  • イギリスにおける成人教育関連ワーカー職の養成(2)シュア・スタート事業におけるワーカー職の役割, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 151 - 169,   2008年
  • イギリスにおける成人教育関連ワーカー職の養成(その1)ラスキン・カレッジにおけるユース&コミュニティワーカーの養成プログラム, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 209 - 232,   2007年
  • イギリス労働者教育協会(WEA)における女性の学習(3)テューターの役割をめぐって, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 195 - 218,   2005年
  • イギリス労働者教育協会(WEA)における女性の学習(2)労働組合との共催「女性の人生」コースを事例として, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 141 - 160,   2004年
  • イギリス労働者教育協会(WEA)における女性の学習, 矢口 悦子, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 東洋大学文学部紀要 教育学科編, 167 - 188,   2003年
  • 地域青年集団における女性の位置と学習の展開 その(2) : 新しい言葉・概念の獲得による1990年代の学習, 矢口 悦子, 紀要, 紀要, 39, 1 - 16,   2001年12月21日
  • 地域青年集団における女性の位置と学習の展開 その(1) : 青年団の女性活動(女子活動)の歩みを中心に, 矢口 悦子, 紀要, 紀要, 38, 1 - 12,   2000年12月21日
  • 青年学級振興法の廃止と青年教育の課題 (地方分権と自治体社会教育の展望) -- (社会教育政策・行政の変化と地方分権), 矢口 悦子, 日本の社会教育, 日本の社会教育, 44, 65 - 79,   2000年09月
  • 青年の「共同学習論」の発展のために--第3回「成人教育者の訓練についての国際会議」における提起を中心として, 矢口 悦子, 布施 美穂, 人間発達研究, 人間発達研究, 23 - 42,   1999年
  • <調査研究報告>都市化社会の進行と家庭、地域の教育機能に関する調査研究, 矢口 悦子, 中野 洋恵, 国立婦人教育会館研究紀要, 国立婦人教育会館研究紀要, 2, 95 - 102,   1998年12月
  • 青少年教育の動向, 矢口 悦子, 東京都教育史 通史編, 4, 1156 - 1165,   1997年03月
  • 東京婦人会館, 矢口 悦子, 東京都教育史 通史編, 4, 555 - 564,   1997年03月
  • 公的社会教育事業の展開, 矢口 悦子, 東京都教育史 通史編, 3, 421 - 432,   1996年03月
  • 女性問題行動計画と自治体の変革 (地方自治体と生涯学習) -- (生涯学習の新たな局面), 矢口 悦子, 日本の社会教育, 日本の社会教育, p136 - 146,   1994年10月
  • イギリス成人教育における責任団体制度の成立, 矢口 悦子, 日本社会教育学会紀要, (30) 117 - 126,   1994年06月
  • わが国における共同学習論の系譜, 矢口 悦子, 日本社会教育学会紀要, (28) 1 - 5,   1992年06月
  • 地域認識の変容-都市公民館の成立をめぐって-, 矢口 悦子, お茶の水女子大学大学院人間文化研究科 人間文化研究年報, (9) 21 - 25,   1986年03月
  • R.ウィリアムズとJ.ハ-バ-マス--「共通文化」論と「相互行為」論をめぐって, 矢口 悦子, 人間発達研究, 人間発達研究, p43 - 49,   1984年
  • 「共同学習」論の成立過程-山形県連合青年団を事例として-, 日本社会教育学会紀要, (20) 9 - 16,   1984年

MISC

  • 書評 渡邊洋子著『近代日本の女性専門職教育ー生涯教育学から見た東京女子医科大学創立者・吉岡彌生』, 矢口 悦子, 京都大学生涯教育フィールド研究, 3, (14) 119 - 123,   2015年03月, 査読有り, 招待有り
  • 書評 小野征夫著『民衆は学校とどう向き合ったのか―イギリス教育社会史断章』, 矢口 悦子, 社会教育学研究, 50, (2) 41 - 43,   2014年07月, 招待有り
  • 図書紹介 千葉悦子・松野光仲著『飯舘村は負けない : 土と人の未来のために』 石井山竜平編著『東日本大震災と社会教育 3.11後の世界にむきあう学習を拓く』 村田晶子編著『復興に女性たちの声を : 「3.11」とジェンダー』, 矢口 悦子, 日本社会教育学会紀要, (49) 68 - 70,   2013年
  • 書評 上杉孝實著『生涯学習・社会教育の歴史的展開 : 日英比較の視座から』, 矢口 悦子, 日本社会教育学会紀要, (48) 112 - 114,   2012年
  • 日本青年団協議会における新たな一歩, 矢口 悦子, 月刊社会教育, 55, (9) 54 - 60,   2011年09月
  • 姉崎洋一著, 『高等継続教育の現代的展開 日本とイギリス』, 北海道大学出版会刊, 2008年5月発行, A5判, 267頁, 本体価格6,000円, 矢口 悦子, 教育學研究, 76, (1) 129 - 130,   2009年03月31日
  • 2A3 国立女性教育会館女性デジタルアーカイブシステムの公開に関する研究(デジタル・アーカイブの新しい展開と今後の課題(2),新しい教育の波), 江川 和子, 安達 一寿, 青木 玲子, 尼川 洋子, 多仁 照廣, 藤林 泰, 矢口 悦子, 年会論文集, (24) 74 - 77,   2008年08月19日, 国立女性教育会館(NWEC)の女性アーカイブセンターは、女性に関する記録資料を収集・整理・保存し、男女共同参画社会の推進に資する学習・研究の素材を提供することを目的として開設された。女性デジタルアーカイブシステムは、アーカイブ資料の受入から公開までをサポートし、さらにインターネットを通じて、目録情報と一部の画像情報を提供をするために、NWECが独自に開発したシステムである。本年10月の本格公開に向けて、準備を進めている。
  • 2E6 国立女性教育会館女性アーカイブ構築に関する調査研究(デジタルアーカイブ,日本教育情報学会第23回年会), 安達 一寿, 青木 玲子, 尼川 洋子, 多仁 照廣, 藤林 泰, 矢口 悦子, 年会論文集, (23) 214 - 215,   2007年08月20日, 国立女性教育会館(NWEC)では、平成17〜18年度に女性アーカイブセンター機能に関する調査研究をおこなった。始めに女性関連資料保存に関する現状調査と課題の整理を行い、女性アーカイブに求められる機能要件に検討を行った。そして、NWECに女性アーカイブを構築するために史・資料の収集方針や基準を策定し、併せて史・資料の電子化の方法や女性デジタルアーカイブシステムの開発を進めている。なお、女性アーカイブは平成19年度中に一部公開予定である。
  • 困難を抱えている女性のための成人教育--コペンハーゲン女性のためのホイスコーレの見学から (特集 ジェンダーと学習・運動), 矢口 悦子, 月刊社会教育, 49, (3) 44 - 51,   2005年03月
  • 特別企画 「際限なき学び」の実践者--小川剛先生を偲んで, 矢口 悦子, 辻 智子, 人間発達研究, (28) 1 - 4,   2005年
  • 日本社会教育学会第48回研究大会(2001年度 教育学関係学会大会報告書), 矢口 悦子, 教育學研究, 69,   2002年06月25日
  • 年報紹介 日本の社会教育第45集『ジェンダーと社会教育』について, 矢口 悦子, 日本社会教育学会紀要, (38) 163 - 165,   2002年
  • 宮寺晃夫著『リベラリズムの教育哲学 : 多様性と選択』 勁草書房刊, 2000年11月発行, A5判, 304頁, 定価3, 300円, 矢口 悦子, 教育學研究, 68, (3) 306 - 307,   2001年09月30日
  • まえがき (ジェンダーと社会教育), 矢口 悦子, 日本の社会教育, 45,   2001年09月
  • 著者から書評者へ 「自由のための学び」として生き残ると期待しつつ, 矢口 悦子, 人間発達研究,   1999年
  • 社会教育政策の動向--1989年社会教育政策の動向 (日本の社会教育1989) -- (日本の社会教育1989), 矢口 悦子, 月刊社会教育, 33, (13) p36 - 43,   1989年12月
  • 安田ユキさんを訪ねて (女の視点を地域に生かす<特集>), 安田 ユキ, 矢口 悦子, 月刊社会教育, 32, (1) p22 - 25,   1988年01月
  • アジア・南太平洋成人教育協議会「政策提言ワーク・ショップ」報告書「(共著)」, 全日本社会教育連合会,   2001年
  • 「ジェンダーフリーマガジン」(文部省補助事業「青年男女の共同参画セミナー」)「(共著)」, 日本青年館,   2000年
  • ジェンダーと社会教育「共編著」, 東洋館出版 日本社会教育学会年報第45集,   2001年
  • 図書紹介 宮寺晃夫著『リベラリズムの教育哲学』, 『教育学研究』, (68-3) 48 - 49,   2001年

書籍等出版物

  • 地域を支える人々の学習支援―社会教育関連職員の役割と力量形成―
    矢口 悦子
    共編者第3章 海外における生涯学習関連職員の養成と研修 イギリスにおける生涯学習セクター職員の資格をめぐる政策の変化と職員養成の現状東洋館出版社  2015年09月
  • 社会教育・生涯学習辞典
    社会教育・生涯学習辞典編集委員会
    共編者朝倉書店  2012年11月
  • 変革期にあるヨーロッパの教員養成と教育実習
    宮﨑英憲・東洋大学往還型教育チーム
    分担執筆東洋館出版社  2012年02月
  • 社会教育・生涯学習ハンドブック 第8版
    社会教育推進全国協議会
    分担執筆エイデル研究所  2011年07月
  • 学びあうコミュニティを培う-社会教育が提案する専門職像
    日本社会教育学会
    分担執筆東洋館出版社  2009年09月
  • イギリス労働者教育協会 (WEA) の女性たち : 一〇〇周年記念女性の歴史プロジェクトより
    Munby Zoё, WEA女性教育委員会, 矢口 悦子
    新水社  2009年
  • 夢をかたちにした女性たち
    独立行政法人国立女性教育会館
    分担執筆  2007年03月
  • キャリア形成にNPO活動をいかした女性たち
    独立行政法人国立女性教育会館
    分担執筆  2005年06月
  • 女性センターを問う : 「協働」と「学習」の検証
    下村 美恵子, 辻 智子, 内藤 和美, 矢口 悦子
    10-48新水社  2005年
  • 現代的人権と社会教育の価値
    日本社会教育学会
    分担執筆東洋館出版社  2004年09月
  • キャリア形成に生涯学習をいかした女性たち
    独立行政法人国立女性教育会館
    分担執筆9-16  2004年03月
  • 食をコーディネイトする「(共著)」
    丸善  2003年
  • 地域青年運動50年史-つながりの再生と創造
    日本青年団協議会
    分担執筆347-398日本青年団協議会  2001年
  • 子ども・若者の居場所の構想
    分担執筆171-183学陽書房  2001年
  • 人間の発達と社会教育学の課題
    お茶の水女子大学社会教育研究会
    164-189学文社  1999年
  • 現代公民館の創造-公民館50年の歩みと展望
    日本社会教育学会
    分担執筆222-233東洋館出版社  1999年
  • イギリス成人教育の思想と制度 : 背景としてのリベラリズムと責任団体制度
    矢口 悦子
    新曜社  1998年
  • 響きあう女たち-フェミニズム・その困難と暮らしへの回路-「(共著)」
    あだち女性学研究会  1997年
  • 生涯学習の現代的課題
    山本慶裕編
    分担執筆41-74日本社会教育連合会  1996年03月
  • 社会教育の組織と制度(叢書生涯学習(]G0005[))「(共著)」
    雄松堂出版  1991年
  • 社会教育実践の展開(叢書生涯学習(]G0002[))「(共著)」
    雄松堂出版  1987年
  • ビデオ『働く女性の人権』
    矢口悦子
    監修映学社  2011年12月

作品

  • 地方青年団報と地域青少年教育の実証的歴史研究,   2001年
  • 地域青年運動史研究,   1998年 - 2001年
  • 地方公共団体における結婚支援に関する調査研究,   2003年

競争的資金

  • イギリスにおける子育て支援と成人教育の地域的統合を支えるワーカー職の研究, 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 矢口 悦子, イギリスにおける子育て支援の地域的統合を目指すプロジェクトとして展開されたシュア・スタート事業の成果は、全国各地に設置された3, 500か所の子どもセンターに引き継がれていた。イングランド6地区8施設への訪問及びアンケート調査によって、具体的な事業の全体像を把握し、そこに働くスタッフのワーカー職としての資格について明らかにすることができた。専門職の養成は大学と継続教育カレッジや民間団体が担っており、すべてが全国資格枠組みにおいて記述されるために、専門性の基盤が安定していることも明らかになった。さらに、実践の理論的裏付けと評価において大学の果たす役割の重要性についても把握することができた。
  • 女性アーカイブの構築とその活用に関する実践的研究, 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(B)), 神田 道子, 本研究は、ジェンダーの視点に立った女性関連資料の分析・評価と資料の効果的な活用方法を明らかにすることにより、女性アーカイブを構築することを目的に実施した。具体的な成果として、女性アーカイブを利用した研修プログラムの開発・実施、「女性デジタルアーカイブシステム」の構築・公開を行い、資料の効果的な活用・提供方法を明らかにした。また、「全国女性アーカイブ所在情報データベース」の構築・公開により、全国に散在する女性アーカイブの存在を明らかにした。
  • 成人継続教育におけるキャリア形成と地域的支援システムの構築に関する総合的研究, 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(B)), 佐藤 一子, 本研究では、ニート・フリーター問題をつうじて脚光をあびているキャリア教育の実態と若者就労支援政策について、比較成人教育の視野から実態調査をおこない、分析をおこなった。青年の就労支援政策が1970年代から模索されてきたヨーロッパ諸国では、EUの経済発展計画にもとづき、生涯学習の枠組みによって雇用可能性を高める職業訓練の体系化が重点施策とされている。本研究では、ヨーロッパと日本・アジアにおける雇用支援政策・青年職業訓練政策・生涯学習の比較研究として、イギリス、イタリア、スウェーデン、韓国、日本の五力国を対象として、調査を実施し、あわせて補論として目本におけるアジアからの移民の職業訓練についてもインタビュー調査を実施し、グローバル化のもとでのキャリア形成の現状と課題を考察した。ヨーロッパ諸国では、EUのリスボン戦略によってヨーロッパ的な標準資格の枠組み(European Qualification Framework)が形成され、各国の伝統的な学校から労働市場への諸形態を共通基準で認定し、相互に移動を高める政策を促進している。知識社会における新たな能力形成の議論を「コンピテンス(competence)」の概念をっうじて追求していることも注目される。コンピテンスとは、学校的な学力をべースとしながら社会的に獲得される能力の発達を視野に入れた概念であり、生涯にわたる学習を重視した政策化と結びっいている。また、具体的な雇用支援においては、ローカルコミュニティのレベルでの政府・NGO・社会的企業などの相互の連携が緊密におこなわれ、地域経済振興に結びついた起業支援政策としても注目すべき動向がみられる。失業青年とあわせて移民や女性など、社会的弱者をターゲットとした参加促進政策の対象とされており、青年に限定されない雇用支援施策が取りくまれている点も特徴といえよう。日本や韓国の場合、進路指導、就労支援の多くが学校に依存しており、新規学卒市場における求人システムが安定的に機能してきたために、地域社会の支援システムという考え方自体がまだ未成熟である。しかし、青年の失業、転職問題をつうじて、ハローワークや地域の団体活動が連携して、職業的な能力形成を視野に入れた就労支援をおこなう必要性が高まっていることが明らかにされた。地域研究の対象とした群馬県と長野県において、地域に還流する青年や中途離職者のニーズにもとづき、さまざまな模索がなされており、学校と社会のネットワーク化による支援システムの構築の課題が浮き彫りにされた。
  • 成人前期女性のキャリア形成と生涯学習の役割-日・英・蘭・の比較研究より-, 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(C)), 矢口 悦子, 本研究は、成人前期の女性たちのキャリア形成とその実現のための学習機会の提供をテーマとして取り組まれた。初年度は、日・英・蘭で計47名に対するインタビュー調査を実施した。対象となったオランダの女性たちはワークシェアリングの方針を支持し、明確なキャリアアップの方法を考えており、イギリスの女性たちは「家庭第一主義」を堅持しつつキャリア構築に対して楽観的であるのに対し、日本の女性たちは「漠然とした社会に対する不安」を持っているために将来展望がやや不明確であるという点が顕著な特徴として認められた。2年次の日本におけるアンケート調査(471名回答、平均年齢25、9歳)でも、女性たちの約87%が将来に対する「不安」を感じていることがわかった。中身としては、「経済的な困難」(54.0%)が傑出しており、「結婚」や「出産、子育て」ができない不安、「自分のやりたいことが見つからない」不安が続いた。未婚率上昇の理由については、「自分と同じ価値観を持つパートナーを見つけにくい」が最上位の理由として支持されており、これも「不安」をもたらしている原因の一つとして確認された。学習に対する希望は全般的に強く見られ、「資格や免許」の取得と並んで、「自分の本当にやりたいことを見つけるための学習」への希望が85%強あった。20歳代ではそれがまだ見つかっていないということを物語っている。以上より、女性たちの「不安」を軽減し、キャリア展望を実現できるようにするためは、経済的な自立を実現できるような政策が急務であり、資格やスキルにかかわる生涯学習の機会をさらに充実する必要性はもちろんのこと、「自分のやりたいことを見つける」というやや漠然とした希望にこたえられるような、総合的なキャリアガイダンスや学習機会を、いったん社会人としての生活経験を持った成人前期に改めて設定する必要性があることが明らかになった。
  • 地方青年団報と地域青少年教育の実証的歴史研究, 文部科学省, 科学研究費補助金(基盤研究(B)), 多仁 照廣, 3ヵ年間で総計200350画像の青年団報のTIFFでの入力を終了した。新聞資料でPH値g3ないし4を示す酸化のひどいものについては、ブックキーパースプレーによって脱酸処理を行った。フィールド調査としては、鹿児島県の中種子町青年団を主たる対象として種子島の青年団について調査した。聞き取り調査と文献調査を行ったが、聞き取り調査では満蒙開拓青少年義勇軍参加者からも聞き取りが行えた。文献では、中種子町阿高磯地区の明治中期からの地区沿革史と青年団沿革史という好個の史料が入手できた。また、青年団報の総目録を作成した。青年団デジタルアーカイブズについては、200K程度へのTIFFからの変換画像処理の必要があるので、秋田・沖縄・満州の分の青年団報のみ(2000画像)を、新しいビューアソフトに載せて、インターネット上で公開する準備をおこなった。(5月末から敦賀短期大学日本史学科研究室紹介多仁の箇所に掲載して公開している。)研究成果報告書(A4版356頁)を作成して印刷した。研究成果報告書の内容は、研究調査の概要、研究調査の成果と課題、青年団報目録、地域青少年教育調査報告(「若衆」と「若者仲間(若連中)」について、明治・大正期の阿高磯青年会と農事改良、日露戦争後の小津村青年会、戦後青年団の発足と青年学校に関する考察、守山市、京北町、中種子町の三地区の青年団に見る基本的性格の特質について、滋賀県守山市における青年団活動の変遷と機関紙の役割)、社会教育協会アンケート調査、デジタルアーカイブズの構築、である。
  • 英国成人教育に関する研究
  • 成人・青少年教育論
  • 女性問題学習の理論と方法
  • 若い女性のキャリア形成と学習に関する共同研究
  • 生涯学習における大学の役割に関する共同研究